Izumo & Matue Sketch 1
出雲から松江に一畑電車で移動です。
松江の近代建築を少し調べて行ったのですが、
結局これになりました。
日本銀行松江支店
Since 1938
元原稿
下書き
墨入れ
彩色
カラコロ工房として使われています。
お次は東隣に在る
旧)山陰合同銀行北支店
Since 1926
元原稿
下書き・墨入れ
彩色
描く気の無かったビルです。
気に入らないのは、意匠が取って付けた様な感じなのです。
盛り上がりに欠けるビルです。
カラコロ美術館らしい。
お次は結局見れなかったのですが
出雲ビル
Since 1925
元ネタは借り物の寄せ集めです。
下書き
墨入れ
墨入れ2
彩色はしませんでした。
でもおまけのレクチャーを一つ。
スケッチの描き方
わざと絵にVP点を残しました。
これがこのビルを見ている人の目の高さです。
奥行きの線はすべてこの点に集まります。
次に道路と平行な線はどうかと言うと、VP点は画面からはみ出しますよね。
そこで、ビルの最上部の線が任意で決ると、
最上部の線と目線のタテの間を左右に約半分の場所に点を取り、繋げます。
出来た線を目線を基点にしてミラー反転をすると道路の部分に参考に出来る
ラインが出来ます。
このラインを右に伸ばしていくと目線にすべてが同じ点に集合します。
細かく同じ要領で半分、半分と取ってラインを増やしていき、
基準の線として使うと、透視図を間違う事はありません。
それと影や電線もすべて透視図のラインに影響を受けますので注意して下さい。
この絵は一番左のタテの線が少し内側になっている様です。
解りますでしょうか?
PS
善九郎と出雲の因縁は親父に聞いたところによると、
彼は体が余り丈夫ではなかったのですが、昭和の恐慌でダメージを
受けたので、心機一転のつもりで出雲にお参りをして
大きな素焼きの恵比寿さんと大黒さんのお面を担いで帰ったそうです。
昔の事なので相当時間もかかり疲労困憊で帰って来ましたが、
其れが元で亡くなったと・・親父の話です。
親父が12、3才の時の話で、家長を無くして親父は15歳で
ダムの工事現場で働いたそうです。
そんなこんなの善九郎と親父の因縁での出雲への
お礼参りの旅でした。
又ね
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