2018年8月15日水曜日

善九郎スケッチ番外

Zenkuro Sketch Extra

マダマダ暑いお盆です。

神戸に行った時に元町の古本屋をウロウロして見つけた
本の紹介です。

全紹介は無理そうなので、抜粋で見せます。

日本軍用機の全貌
改訂増補版

AIREVIEW'S
General View
Japanese Military Aircraft
in
The Pacific War

函表紙



index

折り込み図解
零式艦上戦闘機32型
もう一ページ「彩雲」と「キ−106」試作機の解剖図。

モノクロ写真で陸軍機から

海軍機

試作機


シルエット図面と解説
解説には「3式戦闘機・飛燕」
飛燕は太平洋戦争に活躍した日本機中、唯一の液冷戦闘機で、
外観がドイツのメッサー・シュミットMe109に似ているので
そのコピーだと噂されたが、事実は川崎航空機の技術陣の努力で
完成した純然たる国産機であった。云々



この本は試作機の情報がマニアックで、見た事の無い物が有ります。
右の特攻機は初めて見ました。
解説には
特殊単座攻撃機「剣」
史上稀に見る残酷な航空機として特記さるべきはこの
 キ−115であろう。相次ぐ敗戦に寄る絶望と憤怒の産物で
試作型も何もなく、すぐマス・プロに入った代物であった。
中略
操縦性は極めて悪く、巡行速度で60°旋回すると横滑り気味となり、
更に失速、錐揉みに入りたがる傾向が有ったと言われる。
中略
本機の総生産は105機内外に達したが、実際に特攻機として
出撃しない内に終戦となった。海軍ではこの機を「藤花」
なる名称で、使用する予定であった。云々


まぼろしの大型爆撃機「富嶽」ですが、
解説には
抜粋、19年夏には細部設計もかなり進んでいたのであったが、
サイパン失陥と共に「富嶽」計画は中止と決定。中島三鷹研究所
内に建設中であった巨大な組み立て工場の鉄骨も、いたずらに風雨
にさらされるのみとなり、終戦と共に最大の秘密としてすべての資
料が焼却された。ここに揚げた図面と要目性能は、原型機Zの物で
あり、今では「富嶽」を偲ぶ唯一の資料である。

付録

発動機一覧表

付録・航空母艦一覧表

付録・海軍機性能一覧表(1)
付録・陸軍機性能一覧表(1)
どちらも表(2)有り


軍用機の辞典です。模型を作る時の色情報がないのが残念です。
でも、実際に現場に関わった人達が情報を掻集めて作った本なので、
熱意を感じます。
尚、この本はオークションサイトで売ってる様なので
欲しい人は探してみて下さい

おまけの広告
戦後に出来た伊藤忠伊藤忠航空機整備会社
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味があっていいね〜。










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