2011年4月29日金曜日

スケッチの描き方2


建築スケッチの描き方2

前回のスケッチの描き方に反応があったので
第二弾です。

描き方は前回と同じ写真をベースに
ハガキ用紙に描きます。

絵を描く道具は前回の資料を
参考にして下さい。

大阪府枚方市にある
”くらわんかギャラリー”
ずいぶん乱暴な言葉遣いですが、
秀吉から許可を貰った歴史ある言葉遣いです。


写真は広角レンズなので少しひずみが出ていますが、主立った線を定規でなぞると有る方向性に気が付くと思います。

これがパースと呼ばれるものです。
鉛筆下書きを参考に線の集まる
を探してみて下さい。

左右に1点づつ出来るのですが、それが自分の目の高さなんです。
その2点を結ぶ線が水平線と思って下さい。

この絵には三つ目の点が空にあります。
で、三点透視と呼ばれます。


線を整理して、ロットリング
ラインを入れます。鉛筆の線を消して
青墨で調子をあまり付けずに一面づつ乾かしながら塗り残しの無い様に
丁寧に素早く塗って行きます。

墨は塗り重ねが出来るので、薄い色からでも
濃い目の色からでも塗って行けます。

たらし込みの技法をご存知の方は、遠近感に気をつけながら使ってみて下さい。

左の木は実際は無いのですが、バランスが悪いので描きました。電線のポールも邪魔なので省きました。この辺が絵の便利な所です。

金網等は最後に鉛筆で書き込みます。
建物側面の下見板のラインも鉛筆です。

最後に三角チューブの
黒ペンキで締めて行きます。

パース「透視図」は、
遠近感を出す為に必要なモノなので
色々な書籍で調べてみて下さい。

理屈だけ知っておけば良いので、
余り神経質にならない様にしましょう。

次の機会にも説明したいと思いますので
乞う御期待!

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