2011年6月7日火曜日

鉄1


スケッチ用の写真を撮りに行くと、役目を終えた鉄の残骸、錆びたて朽ちて放置された鉄の固まりに出会います。何故こんな物にこだわってしまうのか分かりませんが、色々と想像するのが楽しみな物達です。
 





写真は有馬のミュージアムで見たブリキのおもちゃのプレス機。バルタン星人に見えました。このミュージアムにはまだ沢山のこのような器機が残っていますので興味のある人は見て下さい。個人的にとても欲しい物です。置く所が在ればの話ですがネ!。










大阪尻無川岸に在る荷揚げ用のクレーン。川岸にはこのようなクレーンが結構残っています。絵にするには難しいのですが一度挑戦してみたいと思っています。












タイガー計算機の底部とカバーを外した内部。この細かな細部の精度には感心させられるのと同時に考えた人の情熱を感じます。























神戸ドックの錆びた鎖と壁。巨大な浮きドックですが、用途を終えた永い時間と寂しさを感じます。この場所で働いていた人達には、どんな記憶が残っているのでしょう。














JR架線器具。機能から出来上がったフォルムの面白さに感じるモノがあります。この他に、ポイントの切り替え機や、列車の連結器なども中々面白い形をしていますので見て下さい、
興味があればですが。







大正区は土地が海面より低いので災害連絡用の鉄塔かな?等と想像しながらアレコレ見て回ります。この近くの水門は回転式の変わった形をした水門です。それとまだ渡し船が残っ ていますので
利用してみて下さい。無料です。












 川口町の謎のプレス機?。近くに在った町工場で使っていたも のだと思うのですが、何を作っていたのかは判りません。これ を使っていた職人さんにはさぞ思い入れのある機械なのでしょ うが、今は唯のくず鉄でしかありません。でも、この存在感に は何か引かれます。スティーブマックウィーンのコレクションに古い朽ちたトラクターや農機具が在るのは似た気持ちかも知れません。



”人は記憶によって支えられている”と、作家のイシグロ・カズオも言っています。私もその通りだと思っています。私の描く絵には、私も含めてそんな人の想いを残したい気持ちで描いています。

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