京都大学吉田寮
1913 大正2年築で一時は取り壊しの憂き目に遭う所を何とか残ってます。今回は建物より”木”と”影”がポイントの絵です。
木や影、それとこのくらいの建物にはパースは余り関係がないので見たままで下書きをします。自転車が多すぎるので適当に省きます。
道具は前々回を参考にして下さい。
行き也、白黒画ですが、自転車の数と置き方の参考にして下さい。
構図は写真のまんまなので墨の濃さに注意して下さい。
屋根を先に薄く墨を塗り、濃い影をのせます。
ここで注意する点は影は手前を濃くして、離れた所は薄くする事で遠近感が出ます。
彩色にもこの方法は有効です。
白黒の段階でほぼ絵になっているので、色付けはあっさり手早く済ませましょう。
屋根等の墨の色が単調だと思えば、少しコバルト系の青、それか紫系の色を薄くのせて見て下さい。
空を塗る時は出来るだけ木を塗らないように注意して!
パソコンで取り込んで薄いクリーム系のはがきにプリントするとこんな感じになります。
白いインクジェット用紙だと上の絵の感じでプリントされますから、お好みで選んで下さい。
周りがぼやけているのは、フォトショップのソフトでデータ保存する時に ”周りをぼかす” 機能を使っています。
左側に吉田食堂が在るのですが、倉庫のようで、とても食事を作っている様には見えません。学生自治管理なのでしかたがないかも知れませんが・・・・。
この絵は寮の裏側ですが、何十年もこのままの姿が残る事が出来る様に祈ります。
今回は建物より木や点景が主体の絵になりましたが、特徴さえ掴めば自然の物の方が楽です。
次回をお楽しみに。
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