今回は大阪西区江戸堀に在る
日本キリスト教団大阪教会
SINCE 1922大正11年
W.M.ヴォーリズ
この建物は結構難しい。
まず、前の道路が狭くて引きが無い。それと、前面のレンガの面積が大きくて間が持つか疑問です。まあ一度見てください、職人泣かせのレンガ積みが見れます。最初は窓が在ったのかも・・・・?
以前にチョット説明した ”三点透視” を又説明します。
左右の壁がかなり曲がって見えるでしょう〜!?
絵の画面からは空の彼方にある、VP3は判りませんが、想像は出来ます。
それは、写真に定規を当てると、左の塔屋は右に傾き、右の壁は左に傾いています。
写真の垂直の線(カメラレンズの向きの中心)を探して、定規で探した左の線と対称に右に引きます。
左右の線は垂直線に必ず交わりますよネ。
それがVP3です
それと、自分の目の高さは座っているので、地面から約60センチとして、
(水平線)の左右にVP1とVP2が出来ます。
VP1は奥行きの点になり、VP2は高さの点になります。その点も定規を引いて探してみて下さい。実際に探すと、理解度がアップしますよ〜。
絵は四角の枠で切り取った部分を描いています。
VP1だけが下書きに見えています。
ハガキサイズなので、描きにくければ大きく描いて見て下さい。
何時もの様に、ロットリングで墨入れをします。
変だな〜?と思う所はこの段階で修正します。
手前にモノが無く奥行きが感じにくいので、人を業と入れています。
消しゴムで下書きを消して、もう一度鉛筆で後ろのビルや、レンガ目を入れておきます。
青墨で濃淡を付けますが、全体に単調なので結構難しい。
黒い部分が、入口と窓ぐらいしか無いので、道路と右側にわざと影のような曖昧な黒い部分を書き込みました。
レンガを割り箸ペンで少しづつ描いて行きます。
色をつけてヤットコさ落ち着いてきました。
時間を感じさせる前面壁がヤッパリ、ムズイ!
”やっぱりこの建物には前面に窓が在ったのでは”
なんて思ってしまう程難しい建物でした。
ジャンジャン。
ベージュの紙に何時もの様に印刷すると何とか
落ち着きました。
良かった良かった。
今回は三点透視でした。
のんべえさん上手く描けてますか?
ハモは嫌いです。
業務連絡でした。
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