京都知恩院
今回はいきなりの ”絵の描き方” ではなくて
筆の話をチョットします。
筆は
上が ”中絵筆” で毛先が25ミリぐらい。
下が ”面相筆” で毛先が23ミリ。
ハガキを描く時にはこのくらいの筆ですが、画面の大きさによって
サイズを大きくして下さい。千円〜二千円ぐらいです。
で、樹木等の絵を描く時には、こんな事をします。
左は毛先をバラケさせたもので細かな木の葉等に使います。
(ムクゲの筆も使い方によっては面白いです。)
右は毛先を曲げて出た腹の部分を使います。
筆に付けた絵の具の水分を減らして、筆の腹を使うと、こんなカスレが出ます。
業と汚したい所などに勢い良く使うと自然な感じになりますので、実験してみて下さい。
生木の茎、約15センチぐらい 直径約10ミリ の先っちょ4〜5センチの皮を剥き、木槌の様な物で、根気よく軽くたたくと繊維状になってきますので、適当な所で使って下さい。
叩き過ぎると繊維が千切れてしまうので注意!!
魅力は自由の利かない線や、点が出来ます。
使い方は自己流でやってみて下さい。結構、面白いですよ。
サンプルは
まず、上の方に水たまりを作って置きました
最初に、濃いめの墨で、次に少し薄めた墨で
そして水たまりの所まで薄めた墨を筆でのばしたものです。
ムクゲは筆を立てて押し付けたモノで、絵筆は毛先をバラケさせたものです。
一度やってみて下さい。感じがつかめると思いますヨ〜。
ムクゲは細かい点が出来ますが、筆はある程度のパターンが出来ています。
どちらも長所と欠点があるので、描き分けてみて下さい。
次のwebは最初に挙げた ”知恩院をんな坂”の描き方 で〜す。
又ね〜
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