2011年7月24日日曜日

スケッチの描き方7

京都 知恩院 


三門右手にある通称 "女坂"

建物の絵を主に描いているので、お寺とか風景画は描きたくないのですが
樹木の描き方を御見せしたかったので、描いてみました。

筆の使い方は前回のブログで見下さいね!


先ずは下書き、この様な風景画にも、一応、透視がありますので、軽く意識してみて下さい。                                          坂の上からの絵なので、平行線(目線)を見つけにくいでしょうが、屋根のライン、階段のライン等で見つけて下さい。                                                                                                                                                                                                                                                                                          ロットリングで下書きを修正、整理しながら書き込みます。 

木の葉等を入れる所、色をさす所には墨入れをしませんので、完成の時点を意識して描く事が大事ですヨ〜。                                   石段も距離があるのでロットリングの線は描きません、線でも遠近感、奥行き、がある程度出す事が出来ますので、注意して下さい。                                                                                                                                       鉛筆の線を消して、石垣や、屋根に新たに鉛筆でラインを書き込みます。 



前回のブログのテクニック ”筆の先をバラして” 明るい所に水たまりを適当に置いて、青墨 で濃淡を付けながら描いて行きます。                                                階段下に近い部分は紙の色を残したいので、墨を入れない様にしましょう。                                                  木の部分は空白の部分を出来るだけ残しながら荒っぽく描くと
絵に動きが出ます。                                               階段部分は手前を濃くすると遠近感が強調されますので、すこしづつ書き込んでみて下さい。        


色付けのポイントは ”遠くになる程、青味が増す” 事を覚えておくと自然と遠近感が出てきますヨ〜!                            それと、手前に在るモノにハッキリ色をつける事によっても遠近感が出てきます。                                            この絵は墨の濃さでカバーしています。                                   
寺は木組みを描くのがめんどくさいので、このくらいでも寺だと判るので、建物と樹木のバランスを試してみて下さい。

又、こんな感じの絵をテキストにして見たいと思いますので                                           よろしく〜!

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